8月に北京五輪開催を控える中国ですが、沿岸部の高まる期待と共に、内陸部での不満も日に日に高まっているようです。五輪開催を更なる発展の起爆剤にしたい中国ですが、内陸部における不満の起爆剤にもなりかねない情勢のようです。
asahi.com(朝日新聞社):中国・貴州で数万人デモ 強姦捜査に不満、警察と衝突 - 国際 から2008年6月30日22時16分に引用29日付の香港紙明報などによると、中国貴州省甕安(おうあん)県で28日午後、少女(15)に対する強姦(ごうかん)事件をきっかけに抗議デモが発生した。数万人の住民と警官が衝突し、警官の発砲で住民1人が死亡。公安当局の建物や車両などが放火された。中国で今年起きた最大規模の騒乱とみられる。国営新華社通信も報じており、中国政府も事態を重く見ている。
今のところ、汚職と弾圧の象徴的存在はアフリカのジンバブエですが、中国のそれはジンバブエに負けず劣らないどころか、伝統と規模、そしてバリエーションの豊富さでは元祖と言っても言い過ぎではないでしょう。今回は暴動へと繋がりましたが、中国でこの程度(あくまで「中国基準」です!!)のことは、日常茶飯事のはずですからね。
今回の事態を重く見た中国当局は、デモの鎮圧と情報の封鎖に躍起になっているみたいですが、なかなか大変みたいです。皮肉なことに、オリンピック開催で中国への関心が高まっていることが、逆に情報の統制を困難にしていると思います。オリンピックを前にして外国人の行動をこれ以上厳しくするわけにもいきませんし、いくらネット情報の統制が厳しい中国とはいえ、情報を物理的に完全にシャットアウトでもしない限り、ネット情報を国内向けの情報統制だけでは抑え切れないのは言うまでもないでしょう。
いくらかの不安は否定できないものの、北京五輪自体はそれなりの(あくまで・・・)成功を収めると思います。しかしながら、北京五輪開催をきっかけにして、これまで抑えきれた内陸部の抱える不満が一気に爆発する可能性は否めないでしょう。少々の不満なら別として、中国が無理矢理押さえ込んだ不満は並々ならぬ量のはずです。世の中、無理矢理押さえ込んだツケの大きさは、押さえ込んだ量の数十倍に比例すると言いますからね(ホンマかいな・・・)。
この記事の関連リンク
・中国:当局がネット情報削除 貴州の住民暴動で - 毎日jp(毎日新聞)
・女子中学生暴行疑惑で起きた暴動 中国、五輪前に抑え込む構え (1/2ページ) - MSN産経ニュース
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