このブログの本当ならば良いのですが・・・(北朝鮮、拉致被害者帰国の用意と米に通達か)で、この件は「なかった話」になったのではと書いていた今回の北朝鮮による拉致問題ですが、なんとも言えない展開になっているみたいです。
asahi.com:拉致問題再調査へ 日朝協議で合意 制裁は一部緩和 - 政治 から2008年6月13日21時48分に引用11、12日に北京で行われた日朝実務者公式協議で、北朝鮮側が、拉致問題の解決に向けた再調査を行い、日航機「よど号」のハイジャック犯や関係者3人の日本への引き渡しに協力するとの意向を示していたことが分かった。高村外相が、首相官邸で協議の結果について福田首相に報告した後、記者団に明かした。
どうやら、毎日新聞の5月27日の『拉致被害者:「数人生存、帰国の用意」北朝鮮、米に伝達』の記事の通りの展開になりつつあるようですが、日朝両国の思惑がイマイチ読めないというのが正直なところです。この記事の通り、政府認定被害者12人とは別の被害者を帰国させても、双方が満足できる成果を得られないのは、誰でもわかることだと思います。
政府認定被害者以外の被害者の開放で制裁を緩めれば、来るべき総選挙の敗戦がますます確実なものになることくらいは、福田総理でも理解しているはずだと思いますし、北朝鮮もまた、それでは十二分な援助をぼったくれないことくらいは、イヤと言うほど理解しているはずですからね。もはや支持率失速状態に悩む日本と内外の要因で物資不足が末期的な状態の北朝鮮いずれも、中途半端な妥協では済ませられないのです。
今回の北朝鮮の急とも言える態度豹変(と言えないかもしれませんが・・・)の背景にあるものは、アメリカとの「テロ支援国家」排除の交渉があることは間違いないでしょう。アメリカが「テロ支援国家」を排除する条件の最上位は、拉致ではなく「よど号事件犯人の引渡し」ですが、アメリカの援助負担を減らす目的(日本にたくさんの負担をさせるということです)と、日本の顔を立てるために拉致問題の進展も付け加えたというのが実情だと思います。拉致問題が解決すれば、アメリカ出す援助負担を日本に押し付けることもできますからね。
言葉が悪いかもしれませんが、もはや何の役にも立たない拉致被害者を隠すよりも、全員帰国させて日本から援助を可能な限りぼったくた方が、金正日体制の維持にはるかに貢献すると思うのですが、それができないのが北朝鮮の病んでいるところかもしれませんね。それは、中途半端な妥協ではかえって命取りになるとわかっているにもかかわらず、幕を引こうとしている(かもしれない・・・)福田総理も同じなのですけどね。
この記事の関連リンク
・「北朝鮮はよど号犯引き渡しに協力すると回答した」高村外相 - MSN産経ニュース
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