TBSの「亀田祭り」で著しく権威を傷付けられた感のあるボクシングの世界タイトルマッチですが、今日のWBCフライ級タイトルマッチの内藤大助 VS ポンサクレック・ウォンジョンカム戦は、これが本当の世界戦だと言わしめんばかりの素晴らしい試合でした。
SANSPO.COM > ニュース速報 から2008年3月8日23時55分に引用世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦は8日、東京・両国国技館で行われ、チャンピオンの内藤大助(宮田)は同級1位の前王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と引き分け、2度目の防衛に成功した。
内藤は昨年7月、ポンサクレックを3度目の挑戦で破って王座奪取。同年10月の亀田大毅(協栄)戦に続いてタイトルを守った。パンチが空転する場面が多かったが、相手の攻撃も巧みにしのいだ。ジャッジは1人が2点差で王者、1人が1点差で挑戦者の勝ちとし、3人目が引き分けと採点した。
良いファイトだったのは間違いありませんが、非常にジャッジの難解なファイトだったと思います。お互いに持ち味を出していたことは確かですが、そこから先は互いに封じていましたからね。百戦錬磨の両選手が4回も対戦しているわけですから、三者三様のジャッジでも仕方ないと思います。ちなみに、私のジャッジは以下のようになりました。
| 内藤大助 | ポンサクレック | |
| 9 | 1R | |
| 2R | 9 | |
| 9 | 3R | |
| 9 | 4R | |
| 5R | 9 | |
| 6R | 9 | |
| 7R | 9 | |
| 8R | 9 | |
| 9 | 9R | |
| 10R | 9 | |
| 9 | 11R | |
| 12R | 9 | |
| 115 | 113 |
4Rまではポンサクレックの細かいパンチが、5Rから8Rまでは前後左右に翻弄した動きの内藤のパンチの方が当たっていたと思いますが、9Rのポンサクレックの「上手投げ」以降は、各ラウンドどっちにしようか悩みました。私のジャッジが「内藤の2ポイント勝ち」になったのは、内藤の中盤の攻勢が大きかったと思いますが、ポンサクレックの勝ちにしてもおかしくないくらい難しい試合でした。
ジャッジはともかくとして、久しぶりに両選手ともに「知力・技術・体力」の限りを尽くした世界タイトルマッチに値する試合を観れたと思います。ただ、このようなボクシングらしい試合は、世間一般には評価されないのが現実です。残念なことに世間は、亀田一家や朝青龍のような「試合後も話題を提供する輩」の方に重きを置きますからね。
亀田大毅との試合以降も浮かれることなく鍛錬したことを結果で示した内藤選手ですが、それを評価するのはボクシングを見続けている人だけで、世間的にはイマイチなのが辛いところです。亀田史郎の高笑いが聞こえてきそうでムカつきますがね!!
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