2月5日の「スーパー・チューズデー」以降、負け知らずの4連勝と飛ぶ鳥落とす勢いで快進撃のオバマ氏ですが、今日の「首都圏3番勝負」も、予想以上の圧勝劇でクリントン氏を一掃しました。
米大統領選の候補選びで、首都ワシントン(コロンビア特別区=州に相当)と、隣接するバージニア、メリーランド両州の予備選が12日行われた。
民主党では、バラク・オバマ上院議員(46)がヒラリー・クリントン上院議員(60)に大差をつけ、「首都圏決戦」を3戦全勝で制した。夏の党大会で候補指名を決める代議員総数でも逆転し、接戦が続いていた民主党の指名争いは、流れがオバマ氏に傾く見通しとなった。
↑ 読売新聞 『首都圏決戦はオバマ氏勝利、代議員数でも逆転』
今回の1特別区と2州も、黒人が多いことを考えると「オバマ氏の州」なので、オバマ氏の勝利は予想できたのですが、ここまでの圧勝劇は予想していませんでした。これで民主党も、一気にオバマ氏という流れに傾くかもしれません。
今回の結果を受けて、4大メディア+"Wikipedia"の「民主党代議員獲得レース」の途中経過は、以下のようになっています。
クリントン | オバマ | 2位との差 | |
1205 | 1232 | オバマ 27 | |
969 | 1078 | オバマ 109 | |
1175 | 1242 | オバマ 67 | |
1190 | 1215 | オバマ 25 | |
1198 | 1223 | オバマ 25 | |
1191 | 1237 | オバマ 46 |
流れは完全にオバマ氏になってしまいました。19日に控えるウィスコンシン・ハワイ両州も、それぞれオバマ氏の地元のイリノイ州に近いことと、生誕地だということを考えると、オバマ氏がクリントン氏に対して30人近くの差をつけることは、ほぼ確実なので、3月4日の「ミニ・チューズデー」は、クリントン氏が崖っぷちの状況で迎えることは、ほぼ間違いないでしょう。
この状況でのクリントン氏の逆転のシナリオは、残念ながら「地盤のテキサス州で圧勝する」以外にないでしょう。ただ、このシナリオもオバマ氏がオハイオ州で勝ってしまえば、テキサス州の勝利が相殺されてしまう可能性が高いので、成功の可能性は限りなく低いと思います。それを考えると、長期戦が予想されている民主党の選考レースも、3月4日前後に、共和党の現状のように「事実上、終わってしまう」可能性もあるかもしれません。
嫌いな人が多いことは間違いないものの、その強さと実力は誰もが認めていたクリントン氏が、期待はしていたものの、まさか本当に窮地に追い込まれるとは正直、予想していませんでした。これが世の中の風といえばそれまでですが、本当に怖いものですね。
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