白鵬と朝青龍の白熱した優勝争いに盛り上がった大相撲ですが、当初から予想されていたこととはいえ、前時津風親方ら4人の逮捕でまた激震が走っているようです。
大相撲・時津風部屋の序ノ口力士斉藤俊さん(当時17)=しこ名・時太山=が名古屋場所前の昨年6月、愛知県犬山市でけいこ後に急死した事件で、愛知県警は7日、斉藤さんに暴行を加えた前時津風親方の山本順一容疑者(57)=元小結双津竜、東京都台東区柳橋1丁目=と兄弟子3人を、傷害致死容疑で逮捕した。前親方は「部屋から逃げ出したことを怒ってビール瓶でなぐったわけではない」などと犯意を否認しているという。
↑ 朝日新聞 『前時津風親方らを傷害致死容疑で逮捕 力士急死事件』
事件発生から8ヶ月、愛知県警が刑事事件としての立件を決めてから4ヶ月、もっと早く逮捕できなかったのかという気もしますが、角界というアンタッチャブルな世界に対し、司直のメスを入れれたことについては一定の評価をしても良いのではないかと思います。亡くなられた斉藤さんのご両親の行動の結果とはいえ、角界に司直のメスを入れることが極めて困難というのが現実ですからね。
予想はしてはいたものの、弟子3人が容疑をほぼ認めているにもかかわらず、山本容疑者が暴行の支持を否定していることには、この期に及んでまだ保身かという気持ちにさせられます。まあ、ビール瓶で殴ったということは認めているようなので、少しは進歩しているのでしょうが、本来ならば弟子3人の将来を考えると、全ての責任を被るくらいのことはすべきはずですからね(弟子3人も、責任は取るべきという事実に変わりはありませんが・・・)。
私が今回の逮捕で一番失望したのは、北の湖理事長の会見です。”「長い(大相撲の)歴史の中で、力士が逮捕される結果となったことは残念でならない」” (※1)はないと思います。普通、身内が逮捕された時のトップの会見での最初の一言は、「申し訳ない」のはずですからね。亡くなられた斉藤さんやご遺族に対しての謝罪の意を表明しなかったことも考えると、部屋での事件に協会に責任はないとお考えなのでしょうけど、親方が協会員である以上、社会では通用しないと思います。
去年の角界は、色々なことで逆風に曝された1年でしたが、今年も逆風が吹き続ける事実に変わりはないようです。
この記事の関連リンク
・読売新聞 『力士傷害致死、元時津風親方と兄弟子3人を逮捕』
・読売新聞 『「残念でならない」北の湖理事長が会見』(※1)
・毎日新聞 『力士暴行死:逮捕された兄弟子3人は2場所を全休…略歴』
・双津竜順一 - Wikipedia
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この記事の関連リンク
・今更、反論しても・・・(時津風親方、テレビと理事への文書で暴行否定)
・典型的な「閉ざされた社会」の犯罪でしょう(17歳力士の急死で、時津風親方ら立件へ)
「逮捕された3力士、今までどんな心境だったのだろう??」と思った方は、クリック!! クリック!!
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今の世の中、名横綱が必ずしも社会に通用するとは限らないので、相撲協会も今後は、外部の人材を積極的に協会の上層部に任命していく方向に持っていったほうがいいのかもしれませんね。