子供のタミフル服用後の異常行動が、相次いで発覚しているにもかかわらず、「因果関係は不明」な点と「他の国での報告はない」という理由で、これまで具体的な対応策をとってこなかった厚生労働省ですが、とうとう重い腰を上げずにはいられなくなったようです。
厚生労働省は20日、インフルエンザ治療薬「タミフル」の服用後、いずれも12歳の男児が転落し骨折する事故が新たに2件起きていたことを発表した。同省は「因果関係は明らかではない」としながらも、同日深夜に会見し、10歳以上の未成年については原則、タミフル使用を控えるよう添付文書を改訂、医療機関に「緊急安全性情報」として配布するよう輸入販売している中外製薬に指示したことを明らかにした。予期しない重要な副作用が生じた場合に発する「緊急安全性情報」を同省が出すのは04年3月以来3年ぶり。
↑ 毎日新聞 『タミフル:新たに異常行動2件 厚労省が10代の服用禁止』
いくら因果関係が不明とはいえ、ここまでタミフルを服用した10代の異常行動が相次いで報告されると手を打たざるを得ないということでしょう。個人的な見解かもしれませんが、一番体力のある10代の人間にタミフルはもともと必要ないと思います。彼らの体力なら自らの免疫組織だけでも充分ウィルスに対抗できるはずですからね。
少し遅いということは否めませんが、厚労相の対応は一応の評価はしてもいいのではと思います。これまで通り「因果関係は不明」な点と「他の国での報告はない」という理由で事態を放置させれば、社会の不安が爆発して正常な対応が困難になりますからね。そもそもタミフルは日本が世界の75%を消費しているわけですから、本来は日本が世界の先頭を切って対応すべきでしょう。
少し遅いことは否めませんが、厚生労働省の今回の対応は、「『原因不明』がもたらす不安」に対して歯止めをかけるという点では評価してもいいのではないかと思います。今の世の中で不安を煽る最大の理由は、原因がわからないということですからね。そのことはボンバルディアDHC8-400の胴体着陸の件でも明らかですからね。
この記事の関連リンク
・医薬品医療機器情報提供ホームページ(緊急安全性情報) 『タミフル服用後の異常行動について』(医療関係者に対しての情報です)
・オセルタミブル - Wikipedia
・リン酸オセルタミビル(おくすり110番)
・中外製薬 『タミフル®を服用される患者様・ご家族・周囲の方々へ』
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