昨年10月から11月にかけて話題になったきりフェード・ダウンさせられていたかのように思えた、アパグループ物件の耐震偽造疑惑ですが、まだまだもみ消されていなかったようです。
国土交通省は25日、分譲マンションやホテルを展開する「アパグループ」の京都市内のホテル2棟で耐震強度不足が見つかったと発表した。京都市は2棟とも強度偽装があったとみている。同市によると、構造設計を担当した建築士は、うち1棟について構造計算書の改ざんを認めたとしているが、建築士は朝日新聞の取材に強度偽装を否定した。耐震強度は基準の1に対し0.71と0.79で、いずれも改修工事が必要。京都市は、2棟の使用禁止を勧告した。国交省はこの建築士の関与した建物168件の調査を15都道府県の関係自治体に求めるとともに、免許取り消しも含めた建築士の処分を検討する。
まさに「APAは忘れた頃にやってくる・・・」という感じですね。前回の騒動は北朝鮮の核実験という「スーパー・アシスト」によってフェード・ダウンできた安倍内閣ですが、今回は年末年始にかけての相次ぐ閣僚のスキャンダルという大逆風を受けての発覚なので、かなり厳しい決断をしなければならないかもしれませんね。ただのホテルならいざ知らず、アパグループ会長の元谷外志雄氏は自らの後援会である「安晋会」の副会長ですからね。
今回の件で藤田東吾氏の「藤田東吾 Japan’s crisis 耐震偽装事件を語る。前総理小泉純一郎氏を弾劾する」が信用できるものだということをさらに強固なものにしたことは確かなのですが、これをどう広げていったらいいのかがわからないのが現状だと思います。残念ながら現状では、田村水落設計(富山市)の水落光男・1級建築士が構造設計した物件で新たに耐震偽造が発覚しても、それに対する対応だけで済まされそうですからね。
いずれにせよ、今回の発覚でアパグループのブランドに傷がついたことだけは間違いないでしょう。姉歯以降に耐震偽装が発覚した5物件のうち4件がアパ関連ですからね。今回の件で国土交通省は、田村水落設計(富山市)の水落光男・1級建築士が構造設計を担当した物件の追跡調査を求めましたが、「アパ物件」の追跡調査をしてみると面白いかもしれませんね。
この記事の関連リンク
・アパグループ
・1月25日発行のリリース
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