「宮崎県は「超保守的」だから、そのまんま東が選挙で勝つのは厳しいかも・・・」と私が思っていた、安藤前知事逮捕による辞職に伴う今回の宮崎県知事選挙でしたが、そのまんま東氏(そのまんま東 Wikipedia)が超速で確定が出るほどの圧勝劇に終わるようです。最終的にどうなるかはわかりませんが、この8時代で頭角が出るほどですからそれなりの差がついているのだと思います。中間調査では3候補が「超接戦」とのことだったので、勝てたとしても相当競ってるだろうと思っていたのでビックリしました。
そのまんま東氏の最大の勝因は、保守が前林野庁長官の川村氏と元経済産業省課長で自民公明推薦の持永氏に分裂したことだと思いますが、前知事や県庁幹部の汚職による逮捕や2005年総選挙の2区と3区での「造反議員VS刺客候補」の対決(造反議員の圧勝に終わる -2005年総選挙宮崎県の開票結果)など保守陣営の不毛な対立や荒廃ぶりに対しての県民の不満がそのまんま東氏に動いたことも否定できないでしょう。
県知事に就任するそのまんま東氏ですが、保守陣営に分裂した「後遺症」が残るのは間違いないですが、彼らが公共事業などの予算削減に反対する「抵抗勢力」であることには何ら変わりはありませんので、「改革派」を名乗るそのまんま東氏が孤立無援になることだけは間違いないでしょうから、選挙戦よりも知事になってからのほうが厳しい戦いを強いられるかもしれませんね。
「タレント知事に何が出来る」ということを反対勢力はよく言いますが、つい最近まで勉強をしていたこの人にこの言葉は当てはまらないでしょう。逆に「理論先行の頭デッカチ」になることの方が心配なタイプですからね。
余計なことかもしれませんが、議会のロクデナシ連中が知事就任早々、「そのまんま東」という芸名に因縁をつけるのかが最初の見物かもしれません。まあ本名も東国原英夫(ひがしこくばる ひでお)と年寄りでなくても舌を噛みかねない名前なので、おそらく黙認でしょうがね。
(追伸) 東国原(そのまんま東)知事は、今後は本名で通すと表明したようです。公文書への署名は本名でと決められていますから当然なのですが、横山前大阪府知事(思い出したくはありませんが・・・)の時も、最初に芸名を使うかどうかで揉めたので、幸先良く機先を制したといってもいいのかもしれませんね。ただ「東国原(ひがしこくばる※1)」なんていう名前は、なかなか読める名前ではないので、「そのまんま東」の名前も使ってもいいのではないかと思います。
※1宮崎県にある航空自衛隊の基地は「新田原(にゅうたばる)基地」なので、地元の人は読めるのかもしれません。
この記事の関連リンク
・宮崎県知事選挙開票速報(NHK)
最後まで読んだら、クリックしてね!!
テクノラティプロフィール
Amazonのベストセラー(文学・評論)
★このブログのECサイトリンク(右サイド下に表示されます)★
便利で快適なライフスタイルを QVCショッピングサイト
≪ニューオーリンズの復興の象徴を期待したけれどね・・・(第41回NFLスーパーボウル) | HOME | 「ブームの影に捏造あり」っていうことですか・・・(関テレ「発掘!あるある大事典2」で捏造発覚)≫
≪ニューオーリンズの復興の象徴を期待したけれどね・・・(第41回NFLスーパーボウル) | HOME | 「ブームの影に捏造あり」っていうことですか・・・(関テレ「発掘!あるある大事典2」で捏造発覚)≫