雪印グループが不祥事(Wikipedia 雪印乳業)でグループ解体の事態に陥ってからもう4年になりますが、その教訓は経営陣の間ではすっかり忘れられていたようです。
不二家(2211.T: 株価, ニュース , レポート) は11日、昨年11月8日に消費期限切れ牛乳を使用したシュークリーム2000個を出荷していたことなどが判明したと発表した。品質管理の徹底管理が図れるまで、11日から5カ所の洋菓子工場の操業を休止するほか、全国の不二家チェーン店での洋菓子販売を休止する。会見した藤井林太郎社長によると、同社の洋菓子事業は4年前から営業赤字が続いており、再建途上にある。
Reuters 『不二家、消費期限切れ牛乳使用のシュークリーム出荷』
ロイターの記事だけでも、この他に判明したものは”アップルパイなどに使うりんごの加工品の賞味期限切れを4回使用していたこと” や”細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」と呼ばれる洋菓子を出荷” 、さらに”同工場内でねずみが捕獲されたこと” など、食品会社としてのモラルが崩壊していることを十二分に世間にアピールするものです。大手食品会社の工場内ではねずみが出ること事態が問題ですからね。
不二家の洋菓子事業は、4年前から営業赤字が続いて再建途上にあったことから、コストダウンが求めれた結果、知らず知らずのうちに食品会社としてのモラルも削っていってしまったという「コストダウンから不祥事」へのお決まりのパターンを歩んでしまったのだと思います。徹底的に数字を求める者にとってモラルは邪魔なものですからね。
ことをより深刻なものにしてしまったのは、経営陣が11月に把握していながら、放置してクリスマス商戦を乗り切らせた消費者の安全を軽視する姿勢と、”「期限切れの原料使用がマスコミに発覚すれば、雪印(乳業)の二の舞いとなることは避けられない」” (毎日新聞 『不二家:Xマス商戦前の公表遅らせる 期限切れ問題発覚も』)という理由から発表を先送りした危機管理の甘さだと思います。先送りして事態が好転した危機なんて過去にありえませんからね。
子供にも人気のある「ペコちゃん人形」の顔に泥を塗っただけでなく、存在の危機にまでなりかねない事態に陥らせてしまった不二家の罪は重いと思います。老舗のブランドは会社だけのものではないですからね。
不二家HP(http://www.fujiya-peko.co.jp/)
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ダスキンは「トラブル慣れ??」しているので、今のところヘマはしていないということでしょう。早めの公表と誠意ある対応をすれば、社会の反応は意外と寛容ですからね。