クローン携帯など技術的にありえないと豪語していたNTT DoCoMo(http://www.nttdocomo.co.jp/)ですが、それを用いての不正使用がこのほど社内調査で確認されたようです。
ドコモによると昨年9月、「知人にかけたら外国人が出た」との問い合わせをきっかけに調査を開始。日本と中国でほぼ同時に通話したことになっているなど不自然な通話記録が見つかり、2005年8月〜06年2月の間の、中国、フィリピン、ガーナでのクローン携帯使用が確認された。
FOMAのICカードには、所有者を識別する15ケタの番号が割り振られているほか、認証のための各種情報を暗号化して記録している。すべての情報が一致した場合だけ交換機が通話を受け付けるため、ICカードを別の携帯に差し替えるだけでは使用できない仕組みとなっている。
読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061123it01.htm)
今回の「クローン携帯」は、いったん解約されたFOMAのICカードを使用していたもので、中国などの携帯キャリアの交換機が、各種情報をチェックする設定になっていなかったために不正使用を許してしまったとのことです。さらに、FOMAの識別番号は解約後2年で再使用されるので、不正使用の料金が別人に請求されていたとのことです。
今回の最大の原因は、識別番号を2年で再使用した点でしょうけど、それ自体はきちんと情報を処理していれば問題ないことですからね。悔やむべきことはといえば、海外のキャリアに各種情報のチェックを徹底させていなかったことだと思います。「堅牢な」機密保持が破られる原因は、技術的な突破によるものではなく、人的要因がほとんどですからね。いずれにせよ「不可能なんてありえない」のが唯一の真実でしょう。
ユーザーサイドが現状でできることはと言えば、「むやみに解約して番号を変えない」ことくらいしかないですが、先日から始まったMNPでいくらかリスクが減るのではと思います。それでも一番いいのは「携帯キャリアの乗り換えは慎重に」だと思うのですけどね。料金的にも乗り換えないのが一番オ・ト・クですからね。
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