「スポーツの国際大会に政治的メッセージは御法度」という常識中の常識すら理解していなかった朴鍾佑選手に対して、まずFIFAからの処分が発表されたようです。
日本と韓国が対戦したロンドンオリンピックサッカー男子の試合のあと、韓国の選手が島根県の竹島について韓国の領土だと主張するメッセージを掲げた問題で、FIFA=国際サッカー連盟は、この選手に代表としての国際試合2試合の出場停止と罰金の処分を決めました。
ネトウヨ的には非常に不満足な処分かもしれませんが、FIFAの下した処分として考えると、意外と厳しいかもしれません。公式戦2試合の出場停止処分は、日程を考えると、朴鍾佑選手を事実上、ワールドカップアジア最終予選から追放することを意味しますからね。言うまでもありませんが、サッカー選手にとっては、オリンピックで銅メダルを獲得しても、A代表で活躍できなければ意味がないのです。
今回下されたFIFAの処分を下にIOCも処分を下すわけですが、個人的には、朴鍾佑選手に銅メダルを授与しようが剥奪しようが、もう意味はないと思います。メダルを剥奪したところで、朴鍾佑選手が徴兵免除などの韓国政府から得られる特権が剥奪されるわけではありませんからね。韓国チーム全体がメダルを剥奪される事態になれば別ですが、最初からそれが見込めない以上、相手のモラルレスに合わせて批判合戦に参戦することは、自らの品位を相手に合わせて下げることだと思います。
ま、愚か者は目先のメダルを得て、自らの未来を危機に陥れたということでしょう。それを跳ね返すだけのポテンシャルやスター性があれば別ですけどね。
この記事の関連リンク
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・Korea Republic’s Park Jongwoo suspended for two matches - FIFA.com
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