火曜日の午後あたりからの風邪が予想以上にしつこく、ここ2日の帰宅後はメールチェックが精一杯だったのですが、ようやくブログを書ける状態まで回復しました。まだ少し頭が重いような気がしますが、ここまで来るとまあ大丈夫でしょう。
復活を飾るネタは、もちろん一昨日の内閣不信任案です。当日に華々しく書きたかったので、非常に不本意な気持ちで一杯ですが、「鳩の恵み」のおかげで、まだまだ「新鮮な?」範囲で行けそうです。
不信任決議案 反対多数で否決 NHKニュースから2011年6月4日7時54分に引用菅内閣に対する不信任決議案は、2日午後に開かれた衆議院本会議で採決が行われ、民主党から2人の議員が賛成票を投じましたが、賛成152票、反対293票の反対多数で否決されました。一方、賛成する方針だった民主党の小沢元代表や小沢氏に近い議員の一部が採決を欠席し、同じく賛成する意向を表明していた鳩山前総理大臣は反対しました。
傷付きはしましたが、民主党のガンと言われている小沢グループの「圧縮化」に成功しただけでなく、親分が自らの議員事務所に篭っているにもかかわらず、子分の松木氏が賛成票を投じてしまったことで、小沢氏に「井の中だけで虚勢を張る臆病な『ガマガエル』」も貼る結果となったことを考えると、執行部側の完勝と言って良いでしょう。
震災復旧・復興、原発事故の収束に一定のめどがつき、やるべき役割を果たせた段階で、若い世代にいろいろな責任を引き継ぎたい。
(※2)と辞任の時期を明らかにしてしまったことは事実ですが、これは世論の後追いに過ぎませんからね。
執行部側の完勝になった原因は、言うまでもなく、
最後に「鳩を確保したこと」に尽きるでしょう。
民主党の鳩は、行った場所の雰囲気に確実に染まるという非常に困った性質を持っていますからね。小沢氏サイドが本当に不信任案を成立させたかったのであれば、当日は鳩山前首相が自宅から出た直後に、小沢氏自ら身柄を確保するくらいのことをすべきだったでしょう。
鳩山前総理は否決直後から「騙された」を連呼していますが、お門違いにもほどがあるでしょう。鳩山前首相を騙したのは菅首相ではなく、合意文書を作成した身内の平野元官房長官と北沢防衛相ですからね(※1)。文書だけならば、まだ酌量の余地がありますが、菅首相が2日の民主党代議士会で辞任の時期を発言した直後に発言し、菅首相の発言を支持する発言をしたのが、言うまでもなく鳩山前首相本人であることを考えると、そんな発言をすること自体が情けないと言わざるをえないでしょう。反論が多くなると思いますが、民主党が反対多数で動く公に決定づける形になったのは、文書ではなく菅首相の震災復旧・復興、原発事故の収束に一定のめどがつき、やるべき役割を果たせた段階で、若い世代にいろいろな責任を引き継ぎたい。
(※2)という発言のはずですからね。
谷垣自民党総裁も今回の民主党の動きについて茶番とのたまっておられるようですが、茶番と言う前に自らのヨミの甘さを恥じるべきでしょう。国会の通年開催が事実上決まってしまった以上、もう内閣不信任案は出せなくなったわけですからね。アテにならない「他人の褌での相撲」にもかかわらず、内閣不信任案をアテにして「今すぐ辞めろ!!」に固執するから、自らの質疑で菅首相から辞任の時期を引き出す最大のチャンスをみすみす放棄するのです。(谷垣総裁は「加藤の乱」の経験者なので、)最初から今回の結果に終わると読んでいたならば、1日の党首討論でそういう方向に持ち込む手段はいくらでもあったはずです。
東日本大震災と福島第1原発の事故のコンボが、深刻な国難であることは誰もが認めることでしょうが、最大の国難は、こんな時期に一致団結することなく下らない政局に時間を費やすバカな政治家が多いことでしょう。ホント情けない思いで一杯です。
この記事の関連リンク
・菅首相:退陣意向 「確認事項」あいまい/収拾へ「舞台」(その1) - 毎日jp(毎日新聞)(※1)
・菅首相:退陣意向 「確認事項」あいまい/収拾へ「舞台」(その2止) - 毎日jp(毎日新聞)
・民主党代議士会:菅首相と鳩山前首相の発言要旨 - 毎日jp(毎日新聞)
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