世の中、「それは言わないのが『お約束』」ということが、たくさんあると思います。麻生内閣の病巣の根源と言っても差し支えない「生活給付金」をめぐる今回の加藤氏の発言も、まさしくこれに該当するはずです。
asahi.com(朝日新聞社):給付金「選挙で公明党のお世話になるから賛成」と加藤氏 - 政治 から2009年1月11日13時32分に引用自民党の加藤紘一元幹事長は10日、山形県鶴岡市で講演し、定額給付金について「あまり出来がよくない制度というのが7、8割の自民党議員の心だが、近々総選挙で(制度を提案した)公明党にお世話になるから賛成する」と指摘した。13日に衆院本会議で採決される見通しの定額給付金を含む第2次補正予算案と関連法案については「自分も含めて自民党からそんなに造反は出ないだろう」と述べ、反対に回ることを示唆している渡辺喜美元行革担当相に同調する動きは広がらないとの見方を示した。
1回目の衆議院の壁は「過半数」なので、今回の加藤氏の発言が13日の衆議院採決に直接影響する可能性は皆無でしょうが、1月先以降のことを考えると、そのダメージは決して無視できないと思います。言われなくてもわかっていることとはいえ、世論の大半が支持していない生活給付金に対して、自民党内で意見の分裂があることを公言したわけですからね。連立政権の多数党にもかかわらず、公明党を御しきれないのが、今の自民党の苦悩の表れでしょう。
今回のこと以外に関しても、自民党議員が欲望に任せて発言しているサマを目の当たりにすると、麻生総理には、形だけの求心力すら求めることすら難しいということでしょう。こちらの方が、正論なのは言うまでもないのですが、自民党の議員がこれを言ってはダメでしょう。いや絶対に言ってはいけないはずです。学会関係の輩から「誰のおかげで当選しとんや!!」と面と向かって言われても反論できない国家議員が、自民党では半数以上に及ぶはずですからね。
組織に頼らなくても戦える人は、いざとなれば強いですね。阿呆太郎のような人ならば言葉はありませんが、そうでない人は、「ドロ舟と共に沈むか、海に飛び込むか?」という究極の選択に迫られているというのが今の現状ですからね。2次補正最大の山場である衆議院の再可決、そのカギを握るのは、それができると踏んでいる自民党議員の数かもしれません。
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