年頭記者会見での「書初め」で達筆をアピールしたものの、最後の落款で「平成廿十一年」と「十」を蛇足して、今年も「漢字を読めない総理」ぶりを発揮し、世間の失笑を買ってしまった麻生総理ですが、身内の足の引っ張りぶりも、昨年と変わりがないようです。
時事ドットコム:沈静化に躍起=坂本政務官「派遣村」発言−政府・与党 から2009年1月6日22時38分に引用職と住居を失い「年越し派遣村」に集まった労働者の働く意欲を疑問視する発言をした坂本哲志総務政務官について、政府は、坂本氏が6日に発言を撤回・陳謝したことから野党の罷免要求には応じない方針だ。しかし、雇用情勢が急激に悪化する中での失業者への配慮を欠いた発言は、雇用問題が大きなテーマとなる今後の国会審議の火種になることは確実だ。
後で味方が困ることを考えずに、公の場で気の向くままに発言をするのは、いい加減に勘弁して欲しいものです。直接関係のない総務省の政務官が、わざわざ言うべきことではないはずですからね。これで重い腰を上げて厚生労働省の講堂を「年越し派遣村」を開放したことが台無しになっただけではなく、麻生内閣の議会運営をさらに悪化させることになるでしょう。
ネットでは坂本政務官の発言を支持する声が多いようですが、私個人の意見としては、99%失言と言って良いと思います。本音はそうであったとしても、公の場での発言として、その品位を疑われるものは、絶対に失言です。坂本政務官はまた、「年越し派遣村」を学生紛争と同じように例えていますが、彼らは厚生労働省の講堂を利用はしたものの、不法に占拠した訳ではないですから、的外れな例えといっても差し支えないと思います。いくら心情的に理解できる部分があったとしても、論理的でない批判は失言とみなされても仕方がないのです。昨年の中山成彬氏も、それで事実上、政治家としての生命を絶たれる結果となったわけですからね。
自民党は渡辺善美氏を筆頭とした2次補正予算などに対する「造反予備軍」に対して、後ろから味方に発砲する輩と批判していますが、坂本政務官のように、緊張感の欠如が理由で「誤爆」を招く輩の方が、余程タチが悪いはずです。造反者が出ることに神経を尖らせている状況で、誤爆にまで神経を向けていられませんからね。敵である民主党の動き以上に、味方に神経を使わなければならないことが、今の自民党の厳しさの元凶かもしれません。
この記事の関連リンク
・派遣村:「本当に働こうとしている人か」と坂本総務政務官 - 毎日jp(毎日新聞)
・坂本総務政務官が“派遣村発言”を撤回・謝罪 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
・漢字は今年も鬼門?麻生首相、書き初めで筆滑る : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
・LDPラボ | 麻生太郎からの年賀状をみなさんへお届けします!!(2009.1.1) ※訂正済
・衆議院議員 坂本てつし
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政治 自民党 坂本哲志 年越し派遣村
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