それぞれの事柄は理に適っていても、「ひとつのもの」として考えると得心の行かないこと。一般でも決して少なくないでしょうが、それが当然とみなされるのは裁判しかないだろうと思います。今回の羽賀研二被告の裁判も、まさにそれにあたるものでした。
羽賀研二被告:未公開株詐欺、無罪判決 社長証言、信用性を否定--大阪地裁 - 毎日jp(毎日新聞) から2008年11月28日22時22分に引用不動産会社社長に未公開株の上場話をもちかけ、現金3億7000万円をだまし取ったとして詐欺と恐喝未遂罪に問われたタレント、羽賀研二(本名・当真美喜男(とうまみきお))被告(47)の判決公判が28日、大阪地裁であり、中川博之裁判長はいずれも無罪(求刑・懲役8年)を言い渡した。羽賀被告とともに恐喝未遂罪に問われた元プロボクシング世界王者の渡辺二郎被告(53)も無罪(求刑・懲役4年)とした。
私自身は、羽賀被告は「しばらく塀の中で過ごすであろう人」と思っていたので、正直かなり驚きました。イメージだけでの判断はダメだとはわかっていても、渡辺二郎被告とセットになった時点で、完全にそういうイメージでしたからね。今でもそのイメージが消えないことは事実ですが、この件についてはここまでとしときましょう。これ以上は、単なる根も葉もない中傷と同じものでしかないですからね。
今回の事件は、羽賀研二被告と渡辺二郎被告と恐喝未遂の共犯2人の裁判が別々に行われたのですが、共犯2人に有罪が下されたことも考えると、疑問を持たざるを得ないことも事実でしょう。恐喝の前提になるものがないと言われても、共犯2人の有罪は既に確定していますからね。「他の裁判は、あくまで他の裁判でしかない」というのが裁判というものだと言われればそれまでですが、得心がいかない面があることも事実だと思います。
今日の無罪判決を喜んだ羽賀被告、本当の意味で喜べるかどうかは、未だ未確定と言わざるを得ないのが現実でしょう。日本では、検察にも控訴する権利がありますからね。羽賀被告の厳しい戦いは、自身か検察が諦めるか最高裁の判決が出るまで続きます。
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・羽賀研二さんらに無罪判決 判決要旨 (1/5ページ) - MSN産経ニュース
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