この人は何を考えて行動しているのでしょうか。先週末に「日教組組織率と低学力相関説」などの失言3ランで国交相を辞任した後も、根拠のない日教組バッシングを繰り返している中山成彬前国交相の狂行が止まりません。
中山前国交相が不出馬へ 宮崎1区、知事擁立論も (※1)から2008年10月3日21時56分に引用日教組批判などの発言で国土交通相を引責辞任した中山成彬衆院議員(65)は3日、次期衆院選宮崎1区で立候補しない意向を固め、自民党宮崎県連の関係者に伝えた。4日午後に宮崎市で記者会見を開き、正式に表明する。
ご本人は楽しく一人相撲を取って満足なのでしょうが、味方である自民党にしてみれば怒りすら覚えるのではないかと思います。中山前国交相は「政治生命も捨てて、本当に民主党政権でいいのか訴える役に徹しようと決心した」
(※1)とのたまっておられますが、わずか1週間で失言3ランによる辞職し、根拠のない妄言を繰り返した挙句に議員辞職を表明したのでは、誰が見ても単なる「自滅劇」でしかありませんからね。
いつ爆発するかわからない「時限爆弾」がいなくなるメドがついたというメリットはあるものの、麻生政権の状況はさらに厳しくなったと言わざるを得ないでしょう。このような凶行を繰り返す輩を選んだ任命責任を、改めて協調する結果となりますからね。中山前国交相は自説を貫くために散ったと満足しておられるのでしょうが、仲間の迷惑を顧みない行為は、ただのわがままに過ぎないでしょう。
補正予算成立を最優先するため、11月2日以前の総選挙の可能性は少なくなったようですが、先延ばししても得られるメリットが少ないことは否定できないでしょう。年金問題や汚染米問題、矢野参考人招致に河村事務所費問題などの攻撃材料が揃っていることや、アメリカでオバマ民主党政権の可能性が高いことなど、民主党にとってのプラス材料を活用させることに繋がりますからね。自分に有利な材料は徹底的に活用し、敵にはそれをさせない、それが勝利のシナリオの大原則のはずです。
味方に足を引っ張られはしたものの、最初の1週間を何とか乗り切れた麻生総理、来週も厳しい舵取りが求められることだけは確かなようですね。
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「自民党VS民主党、政権を巡る最後の戦い」の始まりとして注目されている今回の臨時国会、就任早々の麻生新総理の過去例のない民主党しか眼中にない異例の「逆質問」の所信表明演説で始まったことから、その対応が注目された今日の小沢民主党党首の代表質問でしたが、その応えは大方の予想通り「所信表明演説」でした。
代表質問:小沢代表と麻生首相、政権担当能力をアピール - 毎日jp(毎日新聞) から2008年10月1日21時51分に引用衆院本会議で1日、麻生太郎首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まった。民主党の小沢一郎代表は、首相が所信表明で連発した異例の逆質問には応じず、代表質問を事実上の「所信表明演説」と位置付け、民主党の衆院選マニフェストの基本政策を説明した。対する首相も「日本の未来に責任を持てるのは自民党と固く信じる」と主張。衆院解散・総選挙の時期について「私が決める」と言い切るなど、両党首とも次期衆院選を意識し、政権担当能力をアピールする場となった。小沢氏の代表質問は安倍政権時代の昨年1月以来。
所信表明演説での「逆質問」した麻生総理と、代表質問で「所信表明演説」をした小沢党首、双方ともに斬新な論戦を繰り広げたことは確かですが、どちらも意気込みは充分感じましたが、肝心の財源についてはイマイチという印象は否定できなかったと思います。本来ならば、これでもっともっと議論を深めるべきなのですが、世界経済の先行きの不透明さが、与党の補正予算と民主党の掲げる政策双方共におじゃんにしてしまう可能性があるので、残念ながら、ただのパフォーマンスに終わったと言わざるをえないでしょう。実効力のない政策なんてないに等しいですからね。
世界経済の先行きは不透明ではありますが、今国会中の解散総選挙は避けられないと思います。麻生総理は追加の経済対策にも前向きの意思を見せていますが、補正予算成立以降の国会運営は厳しいでしょう。「汚染米問題」や「消えた年金」、「矢野招致」や「中山発言」など、野党側には今でもたくさんの攻撃材料が揃っていますし、麻生総理自身の「支持率の鮮度」の足の速さも懸念されますからね。いずれの懸念材料も麻生氏の手腕次第で突破可能なことも確かですが、解散しないことに対するリスクで得られるメリットは「ねじれ国会」は継続されることを考えると、それほど大きくないはずです。
「解散の時期は自分で決める」と何度も表明した麻生総理、自分たちに有利な状況で解散に打って出たいということを考えると、補正予算成立に関するこれからの10日間が勝負でしょう。ここでしくじると、あとは「ジリ貧地獄」しかありませんからね。私個人は民主党支持なのですが、今のところは、「解散の時期は自分で決める」と言った麻生総理の手腕を見てみたいというのが正直な気持ちです。イマイチ危機感を感じていない自民党議員も多々見受けられますからね。
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・asahi.com:民主党・小沢代表の所信表明のような代表質問(要旨)
・時事ドットコム:追加の経済対策に前向き=「世論は解散より景気」−麻生首相
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政治家が自らの信念に基づいて発言することは重要なことですが、それも時と場合によることは言うまでもありません。ましてや仲間に多大な迷惑をもたらすだけではなく、かえってマイナスになるだけならば、なおさらです。
中山国交相が辞任へ、「ごね得」発言で引責 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) から2008年9月27日23時5分に引用中山成彬国土交通相(65)は27日、成田空港拡張への反対を「ごね得」などとした自らの発言による問題の責任を取り、閣僚を辞任する意向を固めた。
28日に麻生首相に辞表を提出する。首相も受理する見通しだ。与党は次期衆院選について、11月2日投開票の日程で準備を進めており、24日に発足したばかりの麻生政権にとって、手痛い打撃となる。
国連総会でユーモア溢れる演説で外交デビューを果たした麻生政権の国内最初のイベントは、中山国交相のわずか5日での辞任という非常に痛過ぎるものとなりそうです。このようなロクでもない人物を選んだ麻生総理の責任は非常に重いですが、まさかここまでロクデナシだったとは誰も思っていなかったことも確かなので、同情しないこともありません。
「成田ゴネ得」と「日本単一民族」、「日教組の組織率と低学力関連説」という失言の3ランを放った中山国交相、前の2つについては今日までに謝罪と撤回を表明したものの、日教組に関するものだけは発言を撤回するつもりはなさそうです。日教組がロクでもないことも否定できないので、日教組を弁解するつもりはありませんが、この期に及んで気でも狂ったのかと心配すらしてしまいます。
会見で「(日教組に関する発言は)撤回していない。日本の教育の『がん』である日教組をぶっ壊すために私が頭になる決意を示した」
(※1)とのたまっておられるようですが、世間の目には日教組に対する警鐘どころか、辞任間際の往生際の悪い捨て台詞にしか映らないと思います。言いたいことを言えたので、中山国交相はさぞ満足な思いで一杯でしょうが、その発言が日教組をぶっ壊すことに貢献しているのかは甚だ疑問と言わざるを得ないでしょう。
月曜日から臨時国会という大嵐に突入する麻生内閣、その船体はロクでもない閣僚のおかげで、嵐に入る前から大きな損傷を負ってしまい、さらにさらに苦しい舵取りを迫られる様相です。
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・中山国交相、辞任の意向固める - MSN産経ニュース (※1)
・中山国交相:辞任へ 就任から5日 問題発言の責任取り - 毎日jp(毎日新聞)
・asahi.com(朝日新聞社):「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関なし
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・発足早々、このザマでは・・・(中山国交相、「ゴネ得」発言を撤回)
発足直後の内閣支持率が50%にあと少し足りず、福田内閣発足直後に支持率よりも低いものの、「当面の敵」である民主党を少しリードしているという、何とも言い難いビミョーな滑り出しとなった麻生政権、やっぱりと言いますか、麻生総理の意気込みとは裏腹に大臣の皆様方の緊張感は今ひとつといった感じのようです。
NHKニュース 国交相“ごね得”発言を撤回 から2008年9月26日21時4分に引用中山国土交通大臣は、25日に行われた一部の報道各社とのインタビューの中で、成田空港の整備が遅れていることについて「ごね得というか、戦後教育が悪かった」などと発言し、「誤解を招く表現があった」として発言を撤回しました。
発足早々、このような緊張感の欠片すら感じさせない発言を目の当たりにすると、大臣としての資質を疑われても何ら反論できないと思います。「成田ゴリ得発言」や「単一民族発言」、「大分県低学力発言」いずれも、なんでわざわざカモがネギ背負って来るようなことをするのだというレベルの発言ですからね
ちなみにこの中山国交相、奥さんは拉致問題で拉致被害者の家族から高い信頼を得ている中山恭子氏です。この大変な時期に辞めろと言うのは非常に酷なので言うつもりはありませんが、できることならば、奥さんの爪の垢を煎じて欲しいものです。品のない発言かもしれませんが、政権に与えたダメージ具合を考えると、この程度の皮肉は甘んじて受けるべきでしょう。
まもなく行われるであろう総選挙に勝つためには、非常に大きな成果が求められる麻生内閣、皮肉なことに足元にまかれた「地雷」には事欠かないようです。
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・中山国交相:「ごね得」発言 「公に尽くす精神必要」−−閣議後釈明 - 毎日jp(毎日新聞)
・「言い過ぎた」「辞任の考えはない」 国交相の謝罪一問一答 (4/4ページ) - MSN産経ニュース
・中山成彬 - Wikipedia
・中山 成彬 なかやま なりあき WEBサイト
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・史上最大の厳しいスタートの内閣発足--(麻生内閣発足)
史上最低の出来レースと言われた自民党再選を制して総理大臣の椅子を射止めた麻生氏、今日からは、文句なく「戦後、最も厳しいスタート」を迎える政権の始まりです。
「明るく強い国にする」麻生首相が就任後初の記者会見 : 麻生内閣 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) から2008年9月24日21時23分に引用麻生首相は24日夜、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、「景気への不安、国民の生活への不安、政治への不信という危機にあると厳しく受け止めている。日本を明るく強い国にすることが、私に課せられた使命だ」と決意を表明した。
麻生内閣の閣僚の面々は以下の通りです。
過去に前例がないであろう、総理自らが閣僚名簿を読み上げることで、自らの意気込みの強さを表明した麻生総理ですが、求められる仕事の内容を述べるのではなく、なぜこの人を選んだのかというのを説明すべきだったと思います。大臣個々の会見で言うことがなくなりますからね。肝心の閣僚の面々は、世襲議員率58%や派閥気配り具合、それなりに名前のある人物は多いものの、石破氏の農相就任をはじめとした適正に配慮したとは言えないポスト配置などを見ていると、何とも言えない中途半端なもののように思えてなりません。すぐに総選挙を戦わなければならない状況が、そうさせたという事情もあるのでしょうが、良くも悪くも麻生総理の「一人相撲内閣」というのが正直なところかもしれません。
麻生内閣が発足すると、どうしても避けて通れない総選挙の時期ですが、11月2日以降の可能性は、ほとんどないと思います。11月4日(日本時間では5日)にアメリカ大統領選挙がありますからね。「外国のことは関係ない」というのも手ですが、民主党のオバマ氏が今のところ優勢で政権交代の可能性が高いなか、その後に持っていくのは相当なチャレンジャーと言わざるをえないでしょう。
ですから麻生氏が通したいとされる補正予算の審議も、ほとんど時間が取れないのが実情ですが、動向が注目される民主党は、補正予算そのものに関心がない(政権交代すれば、補正予算どころの話ではないですからね)のが正直なところですから、これ自体は何の問題もないと思います。しかしながら、矢野氏の参考人招致や汚染米問題などの「嫌がらせカード」の行使まで否定するつもりはないでしょうから、それが補正予算審議のネックになってしまうかもしれませんね。
間違いなく前途多難な麻生内閣、生き残れるか否かは明日からの2週間に掛っているでしょう。個人的には自民党を支持しませんが、この厳しい状況を有利に戦い切れば、支持するのも満更ではないと思ったりもしています。厳しい状態を乗り切れることが、リーダーの資質ですから。
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・麻生内閣発足:小渕氏、戦後最年少大臣に 総裁選のライバルも2人入閣 - 毎日jp(毎日新聞)
・【麻生太郎新首相会見(1)】「日本を明るくする」(24日夜) (1/3ページ) - MSN産経ニュース
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